ベトナム 「テト」前の雰囲気

    テト(Tet)はベトナムにおいて旧歴の正月を指し、毎年5〜7日間にわたって新年をお祝いする重要な期間で、旧暦に基づき毎年テトの時期や期間が変わっていきます。2026年のテトは、2月16日から20日まで行います。残すところ1カ月を切り、なにかと気ぜわしいです。ベトナムの人々にとって、テトが年内で一番長くて重要な祝日です。

     テトの元旦の1週間前、旧暦12月23日は「オンコン・オンタオの日」と呼ばれています。オンタオとは宿る家のかまど(台所)の神様だと見なされています。台所の神様はこの日に天に戻って宿る家の事情を上帝に報告し、大晦日にまた家に戻ってくるとされています。

写真:dantri.com.vn
テト前の景色

     通常、テトの前に、家族皆で集まって、大掃除したり、家を綺麗にしたりすることは新年の幸運を迎えることだと思われています。また、テト元旦にゴミを外に出したら、新年の幸運も一緒に捨ててしまうと思われるので、年末に家を掃除しておいた方がいいということです。それに、日本におけるお盆のように、お墓参りをして先祖のお墓を掃除し、ご先祖をテトに招待する習慣があります。この習慣は日本人と同じように、ベトナムの人々にとって、精神生活面で重要な意味があり、過去と現在をつなぐ重要な行事とされています。

写真:thanhnien.vn
テト迎えのアオザイを着ている少女

    テトの前に、人々は、買い物をしたり、残っている未完了のタスクを焦って完了したりするのでいつもより忙しそうです。お店やショッピングモールではテトをテーマにした音楽が流れ、雰囲気がさらに盛り上がります。通りには、テトに飾られる伝統的な植物である金柑の木、桃の花が立ち並びます。至る所で国旗が掲げられ、国旗と花が彩りを添えます。特に、女性は伝統的なアオザイを着て記念写真を撮る光景がよく見られます。

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